OKADA Lab.
Nishitech Institute of Technology
福岡県京築地区の神楽の研究
2002年から福岡県京築地区の神楽について調査、研究をしています。
研究パネル展示のお知らせ
福岡県企画・地域振興部広域地域振興課のご厚意に預かり、
「京築神楽フォトコンテスト」巡回展示の横に
研究室で作成した研究パネルを展示させていただくことになりました。
2002年から京築地区の神楽舞台270軒の調査ならびに、豊前市での
神楽奉納の観察調査などをまとめました。
京築地区には30団体の神楽講・保存会が存在し、地域の若い世代が
活躍しています。また、神楽奉納は集落の共同空間である神楽舞台
(拝殿)を共同で維持すること、地域コミュニティの継承の一助と
なっています。
今年はコロナ禍で秋祭りが行われていませんが、京築の神楽の
魅力を伝えることができればと思います。
パネルに掲載の写真は、いろいろな祭りの写真を撮られている
田中勝志氏の神楽写真を使わせていただきました。
素敵な写真がたくさんありますので一緒にお楽しみください。
お近くにお越しの際は、ご高覧いただければ幸いです。
以下のHPに巡回展スケジュールがあります。
京築神楽フォトコンテスト歴代金賞作品展示
京築地区の概要
京築地区(2市5町)は福岡県東部にあり、北九州市と大分県に挟まれ、
東に広がる海、西に連なる山々と、自然豊かな農業地域である。
この地域に伝承されている神楽は明治時代に社家から民間に伝承された
「豊前岩戸神楽」という里神楽で、現在も毎年多くの集落神社で
神楽奉納が行われている。
昭和初めまでは50以上の神楽講があったが、現在は31の団体が活動を行い、
神楽が伝承されている。 神楽の舞台となる集落神社は、無数の谷筋に
点在する集落ごとにあり、舞台となる拝殿を備えた神社が約270か所ある。
神楽講分布図
神楽団体の推移
神楽のおまつりの1日 /小原神楽講 小原正八幡神社神幸祭(2004/4/29)